センターリサーチC判定は合格?不合格?ボーダーの判断方法

      2017/04/03

私大センター利用c判定

※2018年センター試験後、今年度のセンター・リサーチ、データネットの状況を追記予定☆

センター・リサーチ、データネット、それぞれ自己採点結果の返却が開始されました。この時期よくある質問がセンター・リサーチ、データネットの判定結果での私大センター利用入試の合格ボーダーです。

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A、B判定ならほぼ合格!?

予備校で働いている際は、センター・リサーチ、データネットでA、B判定であれば、ほぼ合格していると指導してきました(鈴ペンだけでなく、周りの担任も)。実際、鈴ペンがいままで見てきた生徒で、自己採点結果でA、B判定の生徒はほぼ合格しています(※もちろん、自己採点ミスやマークミスなどの可能性も否定できないので、100%ではない)。ほとんどの生徒は、A、B判定であれば、その私大の個別試験は出願してあっても実際には受験せず、志望順位の高い大学対策へ時間をさいていました。

しかし、一番判断に困るのがC判定以下の判断です。

そこで今回は、

センター・リサーチ、データネットC判定の合格ボーダー判定方法について報告していきます。

 

C判定のボーダー判定方法

自己採点集計は2社で比較しよう

結論から言うと、C判定の場合実際のところ合格している生徒が多い印象です。しかし、C判定と言っても、センター・リサーチ、データネットそれぞれで若干判定が異なることがあるので、

 

どちらかがB判定のC判定と、

どちらもC判定

どちらかがD判定のC判定の場合とで、

 

同じC判定でも判断は変わってきます

これは、どちらの方が判定の精度が勝っている、という問題ではなく、センター・リサーチ、データネットそれぞれ両方出している受験生もいれば、そうでない受験生もいるので、それによって自ずと判定にも差が出てくるからです(ちなみにネットで、河合の方が厳しいとか、データネットは国立向きとかいう情報がありますが、決してそういうことはありません)。

毎年河合、駿台ベネッセ共にセンター受験者の約8割が参加しているので、両社の数値は近いものにはなりますが、母集団の小さい方式などは、どうしても差が出てきてしまう場合があります。

そのため2社で判断することがとても重要になります

自己採点集計を1つしか出していない人は、まずはそれぞれの自己採点集計結果をもとにした自己採点シュミレーションシステム、インターネット選太君(駿台)、バンザイシステム(河合塾)で自分の状況を確認し、かならず2社の比較をもって判断するようにしましょう。

なお、2月3日以降はインターネット選太君のシステムが終了するので、それ以降はデータネットのページにある50音/大学別動向から、志望大学の度数分布図(今年、昨年度の集計結果、昨年度の合否分布)をダウンロードできます。※データネットは過去数年分のデータも確認できます。→2016年のデータ2015年のデータ2014年のデータ2013年のデータ

 

 

Bに近い『C』判定か、Dに近い『C』判定か 自分の位置をチェック

一番厄介なのが、河合も駿台もC判定の場合。

ここで重要なのが、ひとえに「C」判定といっても、Bに近いC判定か、Dに近いC判定かでも判断が変わってくるという点です。

これも、データネット、センター・リサーチの結果に分布図として掲載されていますが、もちろんデータネット 50音/大学別動向(駿台ベネッセ)、バンザイシステム(河合塾)でも確認できます。

言うまでもありませんが、分布図でBに近ければ近い程合格可能性が高くなり、分布が下に行けば行く程合格可能性は低くなります。なので、必ず自分が分布図のどの位置にいるのかを確認しましょう。

ちなみに、、参考までに鈴ペンの経験上での印象で、C以下でのパターン別合格可能性を紹介しておきます。

 

 

鈴ペンさん
B+Cというのは、データネット又は河合がB、河合又はデータネットがCということです。あくまで鈴ペンの経験からなので、今から紹介する方法で実際に自分のデータを確認しましょう!

C判定+C判定でも、Bに近いC判定にいる場合は合格しているケースをよく見るので、分布をチェックするのってとっても重要です。

 

ではさっそく、具体的な分析方法を見ていきましょう!

流れとしては、

①バンザイシステムで位置確認 → ②データネット度数分布図で昨年度との比較も併せて自分の位置を分析、確認(自分の得点で、昨年度は合格者が出てるのか?を併せて分析してみる) → ③大学HPで志願者状況を確認

となります。

 

バンザイシステムとデータネット度数分布を使った具体的な判定方法

 

参考データ

英語:160点 、リス:45点

国語:161点

世界史B :85点

合計:440点(80%)

配点:英(リス含)200・国200・社100

配点修正後→410点

志望:中央大学文学部人文/東洋史 単前3 センター

河合も駿台もC判定

で判定してみました!

 

①まずはバンザイシステム(河合塾)で位置を確認

バンザイシステム(河合塾)で、志望大学における自分の位置を確認します。

※データは一部ダミーのデータを使用しています実際のボーダーは河合塾HPをご確認ください。

 

『バンザイシステムの分布図』

☆が自分の位置。

鈴ペンさん
Bラインが412点で、持ち点は410点。Bに近いCってことがわかるね!これはC判定って言っても、合格可能性がぐっと上がるよ!

ちなみにこの☆がいる405ラインの「88」は、405点ラインに88人いる、というわけではなく、405点ラインまでに88人いる、つまり、累積度数になります。これによって自分の位置が分かります。

バンザイシステムは、画面にいったら指示に従って、センターの自己採点の入力、条件を入力、判定をクリックすれば結果を表示できます。

チェックしてみる → バンザイシステム(河合塾)※センター後公開

 

 

②データネット大学別度数分布で多角的に分析!

次に、データネットでの自分の位置を見ていきます。

ここでは、データネットからダウンロードできる、大学別度数分布表を使います。

C判定のような微妙な判断の場合、ただ単純に自分の位置だけではなく、多角的に自分の状況、および今年の動向も分析することが大切です(もちろんA、B判定でも同じですが)。

データネットの大学別度数分布表はこの点非常に優れもので昨年度の志望者度数分布と、合格者不合格者の得点分布データも一緒に確認することができるのです(バンザイシステムだと今年度のみ)。

昨年度と比べた今年の志望者動向や、どんな成績の人が集まっているのかなど、多角的に自分の位置を詳しく分析することができ、また自分の得点で昨年度は合格者が出ているのか、いないのか、等も確認することができます。

河合のバンザイシステムと併せて是非こちらも確認しましょう。

鈴ペンさん
自分の持ち点で昨年度どれくらい合格点が出ているのか、また、昨年度よりもボーダーは上がってるのか下がってるのかを確認できるので、とっても便利だよ!

 

では、さっそくデータネット度数分布図の見方を紹介していきます。

データネット度数分布図の落とし方

まず、データネット 50音/大学別動向をクリックすると、このような画面に飛びます

 

今回は中央大学ですから、「ち」を選択し、

中央大学の「詳細」ボタンを押します。

すると中央大学のページに飛びます。分析レポートでは、学部別のデータネットにおける志望者動向、つまり、昨年度に比べて人が集まってるのか、いないのかについて記載があります。100を昨年度の数値として、それよりも数値が大きければ昨年度よりも人が増えている、逆に100よりも下回っている場合は、人が減っている、といった形になります。文学部は、指数87なので、昨年度に比べてかなり人気が下がっています!ということは、倍率も下がる可能性がある、ということになります。ただ、同じ学部でも学科や方式によって志望者動向はまったく変わってくるので、それぞれの度数分布で細かく数値を確認しましょう。

 

度数分布をダウンロード

つぎに、度数分布を見てみましょう。同じページ分析レポートの下に、『度数分布ダウンロード』ボタンがあるのでクリックすると、中央大学全学部、センター利用度数分布をダウンロードできます(Excelデータ)。なおボーダーのみが知りたい場合は、『合格目標ライン』で確認すると、A〜Dのボーダーを確認できます。

 

 

度数分布

このような形で出てきます。全学部のセンター利用全方式が載っているので探すのがやや大変ですが、志望の方式を探しましょう。

今回は、参考データをもとに、『文学部人文/東洋史 単前3 センター』を見てみましょう。

 

●諸情報

まず上から基準は、左から435がA判定のボーダー、415がB判定のボーダー、359がC、375はD、といった形になります。センター2次は、センタと2次の配点です。今回は2次がないので、2次の欄は空欄になっています。なお、定員は5名ですが、昨年度は89名の合格者が出ており、実際には定員よりも多く合格を出します。

 

●度数分布:志望者の成績状況を確認

次に度数分布について、左から「今年」は今年のデータネットにおける志望者の分布、「昨年」は昨年度のデータネットにおける志望者の分布です。左の志望者分布における判定は、今年の判定ラインです。度数分布の数値は、累積度数になります。例えばこの場合、450点ラインの今年の数値は「6」、昨年度は「3」ですが、これは450点得点帯の人が「10」人、「6」人いるのではなく、450点以上得点した人が「10」人、「6」人いるという、上からそのラインまでの合計人数の数値になります。

つまりここでは昨年度に比べて、成績上位層が多いのか少ないかを判断することができます。今回は、昨年度に比べて上位層がやや増えていることがわかりました。これは河合のバンザイシステムの今年度の度数分布も併せて確認しましょう。

右に行って、右の分布は昨年度のデータネット自己採点集計の結果を、合格と不合格の分布にしたものです。こちらの度数分布の数値は、単純度数、すなわち、この場合445点ラインから、2名、440点ラインから1名合格者が出ている、という数値になります。昨年度の分布に記載されている判定は、昨年度の判定基準になります。

 

鈴ペンさん
このデータから見ると、前年度より成績上位層が集まっていて、ボーダーがあがっていることがわかるね!

 

 

自分の位置を見てみよう!

B-5点、C+15点で、Cの上位いることが分かります。また、昨年度のデータと比較してみると、昨年度から今年は5点ボーダーが上がっているので、昨年度Bボーダーマイナス5点の位置から、何人合格者がでているか見てみると、合格者が十分出ていることがわかります。

昨年度のデータと併せてみてみても、合格可能性が高いことが分かります。

 

今年、昨年度の入試動向:志望者状況を確認

つづいて下に行くと、まとめのデータを確認することができます。

こちらも併せて見るようにしましょう。

このような集計があります。人数は左の160が今年のデータネット参加者での志望者数合計、右の139が昨年度データネット参加者での志望者数合計になります。今年は昨年度よりも志望者が増えていることが分かります。

なお、大学側から発表されている志願者状況も、併せてチェックしましょう。

鈴ペンさん
やっぱりそう集計からも、今年志望している受験生の得点率は前年度よりも高いことがわかるね!あいやー

 

 

③志願者状況をチェックする。

志願者状況が発表されている場合は、志願者状況も併せてチェックしましょう!

 

①去年の志願者、合格者を検索

パスナビで大学を検索→入試結果(倍率)をクリックすればでてきます(一応大学のHPにも載ってるけど、、、)。

②今年の志願者状況を検索:

各大学HPでチェック

 

で確認できます!今回は、昨年度志願者が219名、合格者が89名で、今年度確定志願者数は253名なので、やはり実際に志願者も増えていることがわかりました。

なお、右の合否分布の合計人数は、それぞれ合否者数の人数になります。合否者の数は、大学側が示している実際の数ではなく、データネット参加者で、調査判明結果なります。合否の人数と昨年度志望者人数が一致していないのはそのためです。

 

④実際に分析してみた結果

以上をまとめて、C判定での合格可能性をまとめてみました!

持ち点:410点

河合も駿台もC判定!

 

①位置

 河合 Cライン398点 → Bー2点、C+12点

 駿台 Cライン395点 → Bー5点、C+15点 

 両社ともにBよりのC判定ということが分かります。

②今年の志望動向:
 河合 217人志望(うち410点以上78名)※ダミーデータ
 駿台 160人志望(うち410点以上40名)

②昨年度との比較(データネットより)
 昨年度 139人志望(うち410点以上26名)
 今年度 160人志望(うち410点以上40名)

以上の結果を総合的に考えると、

●昨年度と比較して志望者および志願者も増えており、また成績上位層も増えていることから、昨年度よりも厳しい戦いが予想される。

●両社ともBよりのC判定

●ボーダーがデータネットによると5点上がっているが、昨年度B判定からー10点の位置でも合格者が出ている。

以上の結果から、昨年度よりも厳しい戦いは予想されるが、十分合格圏内に食い込める位置にいる!ということが分かります。

 

このように方式別に細かくみていくことで、より具体的に分析ができます。多角的にデータを見ることが大切です。

 

 

まとめ

以上、センター・リサーチ、データネットでC判定のボーダー判定方法についてまとめてきました。

 

私立大学のセンター利用入試は、うまく判断すれば第一志望に費やせる時間を増やすことができるので、今回紹介した方法でしっかり分析し、計画立てに活用してください。ただ、もしここで可能性が低かったとしても、落ち込まないでください。私立大のセンター利用入試は、生徒にもよく言っていますが、『受かっていればラッキー』なのです。ふたを開けるまでは不安でしょうがないかもしれませんが、微妙なラインであるならば、終わったことは振り向かず、これからある入試にむけてできることをしましょう。不安な時こそ、目の前の過去問、参考書、そして入試本番の問題、丁寧に向き合って、一つ一つ積み重ねていきましょう

他の記事でも言いましたが、受験生にとって今からの時期が一番成績が伸びる時期です。最初は過去問を解いてもなかなか点数がとれないかもしれないが、分析、穴を埋めること、丁寧に行い、いまからできることをやり尽くして、本番を迎えてください。

目次まとめ

①自己採点集計は2社で比較しよう

②Bに近い『C』判定か、Dに近い『C』判定か 自分の位置をチェック

③鈴ペン的C以下でのパターン別合格可能性

④データネット 大学別度数分布で多角的に分析!

データネット度数分布の見方

 

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