浪人からの逆転 東工大合格物語 ①浪人になる前3月にしたこと
2016/12/19
はじめまして。あだちです。東京工業大学大学院1年。趣味は占いです。大学では地震シミュレーションや天気予報に必要なアルゴリズムの研究をしていました。今はインターンで海外にいます。
僕が初めて東工大の試験を受けてたのは6年前のことになります。初めて大学を訪れたのもその時でした。結果は惨敗。東工大しか考えていなかった自分の浪人生活を決める瞬間でした。
浪人してからは着実に力を伸ばすことができ、無事に東京工業大学に合格することができました。そんな僕が浪人を成功させたポイントなどを話していこうと思います。
今回は、僕が予備校に通う前にやっていたことをお話しします。
僕の情報
学部時代の学部 | 工学部機械宇宙学科 |
現役時不合格大学 | ●早稲田大学先進理工学部物理学科 ●慶應義塾大学学問1 |
浪人時合格大学 | ●東京工業大学第1類 (途中転部した) ●早稲田大学先進理工学部物理学科 ●慶應義塾大学学問1 ●東京理科大学理工学部物理学科 |
出身 | 高校は首都圏の県立高校 |
4月までの一ヶ月の過ごし方
合否がでてからは高校の友人と遊べるのも今のうちだと思って、沢山遊びに行ったことを覚えています。一方で、大学に進む友人も準備が始まって忙しくなることもしばしばでした。そんな時間を勉強に当てていました。あとは使えそうな参考書は遠慮せずにもらっておきましょう。
「基礎の準備」の準備
今年受験をした人は分かると思いますが、一ヶ月など本当に短いもので、ましてや一段落している気持ちで過ごすと何も出来ずに終わってしまいます。
予備校か宅浪か
宅浪も考えたのですが、ぎりぎりの所でカリキュラムがしっかりしているので予備校に1年お世話になることにしました。
予備校のカリキュラムでは、夏までの間に基礎をもう一度やり直し、その後で入試レベルの応用編に入るとの説明を受けました。宅浪の人も予備校のシステムは真似するといいことが多いと思います。僕は予備校のカリキュラムに甘えることにしました。
予備校に入る前にやったこと
その中で、基礎の基礎ができていない、且つ自分でやって効果が出そうなところをセンター試験や私大・二次の結果から分析して勉強しました。
具体的には僕は数学が苦手で、特にベクトルと確率がダメでした。センター試験の結果を見て、ベクトルはああこうやって解けばいいだけだったのかあ。。というのに対して、確率は入試対策中も重点を置いていたのにさっぱりという感じでした。わからないことがあるから予備校を利用するので、この部分は予備校の強力講師に委ねることにしました。
ベクトルは基本概念を復習していたおかげで、予備校でベクトルの学習をする時にすんなり入ることができました。
他には、高度な内容で時期的に今は復習が出来なくても受験で失敗したこと、悔しかった内容は記録を付けて自分の実力が付いた後で見なおしてみましょう。
これから浪人を向かえる人へ
残念ながら今回志望校に受かることが出来なかった人たちは、才能では受かることの出来ない人たちだと思います。ただ、しっかりと自分を分析して戦略を立てることは受験を終えた後でも役に立つと思います。なんとなく1年間宅浪しても、予備校に通っても、成績は上がりません。また、予備校のカリキュラムをただこなすことが目標になったり、宅浪で意味のない自己満足の目標を立ててこなしたり、得点を上げることが頭にない人は落ちます。そういう人を沢山見てきました。自分の成績を上げるためにこれこれという目的を持って、予備校に通ったり、夏期講習を利用する等という選択をして欲しいです。
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