数学苦手受験生高ペン君。センター数学の壁が立ちふさがる。「国公立文系志望 二次でも数学必要な場合」
いよいよセンター直前。この時期よく見かける相談の一つです。いままでずっと二次対策をしていて、いよいよセンター対策中心になったのもつかの間、センター数学で思ったように点数をとれない、、、という人、多いのではないでしょうか。特に、国公立大文系志望で、そもそも数学が苦手な人にとってはセンター数学は目の上のたんこぶそのもの。でも、センターの点数1点で合否が分かれる難関国公立大学に合格するためにはセンター数学も落とせない。。
そこで今回は、自分も数学が苦手でありながら、見事一橋大学経済学部に合格した、橋ペン姉さんに、センター数学得点アップの方法を伝授してもらいましょう。
この記事は、数学が苦手な難関国公立大文系志望者(二次で数学が必要な人)に向けた記事です。もちろん、センター数学に困っている理系の人にもおすすめの記事です。
目次
①課題を分析し、整理する
②数学の思考力の点数を測る
・計算スピードが原因の場合
・考え込んじゃう場合
・解き方が思いつかない場合
③解説も読んだら解法が分かった!でおしまいにしてない??
④時間をかければ得点できるようになったら、後は時間短縮のみ!
⑤センター直前の二次対策について
⑥まとめ
課題を分析し、整理する
数学の思考力の点数を測る
①
- 時間を気にせず1年分最後まで解くき、何分時間がかかったかを測る。
- その際に大問ごとにかかってる時間の内訳も測る。
②
- どの大問に特に時間がかかってしまっているのかを分析する。
- 時間内に終わらない原因は何か分析する。計算スピードなのか、考え込んじゃって先に進めないのか、理解が曖昧なのか。
計算スピードが原因の場合
計算スピードを上げる方法①「簡易計算で計算を楽にしてスピードアップ!」
例えば2Bの微積とかは真面目に解こうとすると確かに時間がかかります。しかし、解説を見ると分かると思いますが、大体毎年、簡易計算(1/6公式など)で計算を楽にできることが多いのです。利用できる公式は利用していくことを、体に覚えさせましょう。
計算スピードを上げる方法②「練習あるのみ!タイムアタックで解く練習を!」
練習あるのみ!まずは得意な大問から、タイムアタックで解く練習をしよう。
今かかってる時間の3/4→2/3→1/2と、目標時間をどんどん短くして、早く正確に解けるようになる練習です!
とはいえ、苦手な問題でいきなり早く解くことに挑戦してしまうとメンタルをえぐるだけなので笑、ある程度得点率高めの大問から始めましょうね笑
苦手な問題も、時間をかければ点数とれるようになってきたら、タイムアタックの練習に入っていきましょう。ある程度早く解けるようになってきたら、大問1〜4まで通して解く練習をしてみて。
考え込んじゃう場合
センター試験は時間勝負。これは得意な人にとっても誰もがぶつかる同じ課題!時には見切りをつけることも大切!他の点数とれる問題が、時間が無かったから解けませんでした、はもったいないです!!
例えば2分考えても分からなかったら次の大問に移って、解ける問題を解いてから戻ってくる。
残り時間を分からない問題に使う方が、時間は効率的に使えますよね。
解き方が思いつかない場合
大問ごとに得意不得意がある場合
まずは苦手な大問だけ過去問・模試の復習しまくろう!
全部苦手なんですが、、、
特に苦手な大問からスタート(伸びしろがあるから)しましょう。
- 最初過去問3年分くらいは、いくら時間をかけてもいいので、自力で最後まで解いてみる(大問1つだけならそこまで時間もかからない)。
- その上で、自分が解けないパターンを見つけましょう。どの辺でつまずくのか?覚えきれてない公式はない?(わかってはいるけどいざ問題が出ると利用できないとか)センターはパターンがある程度決まっているので、解けない時の傾向ってあると思うんだ。
解説も読んだら解法が分かった!でおしまいにしてない??
どうしてその解法で解くんだろう?どうして数学できる人はその解法(式変形)が試験中に思いつくんだろう?って考えたことありますか?
なんで解けなかったんだろう → 解法が思いつかなかったから ではなく、
「解法が思いつかなかった原因が何か」が大切なのです!
(例えば、橋ぺんが1A大問3が苦手だった理由
大問3のパターンは、三角比(余弦定理や正弦定理)を使う問題→ザ・平面図形(合同・相似や方べき、チェバメネラウスの定理)への切り替えがあるのですが、後半部分が大不得意でした。そもそも切り替わってることに気づかず、いつまでも三角比で解こうとしたり。切り替えが起こっていることに気づけるようになっても、今度は図形の公式、知識が頭に入っていなくて解法が思いつかない。→たくさん問題を解いて、どういう公式、考え方が必要なのかを覚えていく→解けない時は①合同、相似②方べき③チェバorメネラウスの定理の順に疑ってみる と対策を練りました)
時間をかければ得点できるようになったら、後は時間短縮のみ!
センター直前の二次対策について
- 当然ながら逆さ科目(センターのみの科目)は過去問を毎日最低1年分解く
- 知識の定着不足な世界史は、センター過去問(毎日1時間で3年分解くペースを目指して、量をこなすことを目的に)と論述の練習(テキストとか見ながらでいい&添削何度もしてもらう。講習を利用してた)
- 苦手な数学はセンター過去問とセンター練習問題集+一橋用の講習とテキスト復習(センターとテキスト復習で毎日各2時間ずつくらい)
- 他科目と比べて得意な英語と国語は二次中心(年明けまでセンターは手をつけなかった笑 センタープレなど模試の復習はしておくべし)
まとめ
センター試験まで残りの時間、大切なのは諦めずに、冷静に現状を分析し、その対策、そして演習を積む。数学だけではなく、どの科目にもこれは当てはまることです。